コンビニのフランチャイズ・ビジネスは儲かるのか?

コンビニ

不景気な昨今、サラリーマンを辞めて独立・フランチャイズのビジネスを考える人は少なくありません。

そんなフランチャイズ・ビジネスの中でも人気があるのがコンビニのフランチャイズ・ビジネスではないでしょうか。

コンビニといえば今や1日に1度は利用する人も多く、なくてはならない便利な場所ですが、そのコンビニのフランチャイズ・ビジネスははたして儲かるのか?儲からないのか?

コンビニのフランチャイズ・ビジネスは他のフランチャイズ・ビジネスと比較した場合、比較的低資金で始めることができます。

その為、毎年多くの人がコンビニのオーナーとして誕生しています。ただ、低資金で始められるという事は、単純に敷居が低いという事になる為、競争が激しくなることが安易に想像できます。

コンビニの無い地域を探して出店したとしても、数か月後には競合のコンビニが出店することはよくあることです。違うコンビニならまだしも、同じ会社のコンビニが誕生することもよくあります。

そういった中で勝ち抜いていくためには、ある程度コンビニ業界についての知識やマーケティングを勉強してからフランチャイズを始め方が無難といえます。

いくら有名なコンビニだからといって100%成功するという保証はありません。上手くいかなかった時はすべて自己責任になり、借金も自分で返す必要があるとうことを強く認識しておきましょう。

コンビニの売上・シェア

平成25-26年 コンビニ業界シェア&ランキングのデータです。セブンイレブン大きなシェアを占めています。ローソンやファミリーマートと比較した場合、フランチャイズのオーナーの契約数もセブンイレブンが多く、その分が売り上げにつながっています。

1 セブン&アイ・HD
売上:2兆5,292 シェア:37.3%

2 ローソン
売上:1兆9,453 シェア:28.7%

3 ファミリーマート
売上:1兆7,219 シェア:25.4%

4 ミニストップ
売上:3,499 シェア:5.2%

コンビニのフランチャイズ・ビジネス 契約内容

セブンイレブン

http://www.sej.co.jp/owner/

■加盟条件・・・ご夫婦・親子・ご兄弟で経営に専念できる60歳までの方

■契約期間・・・15年

■土地・建物は本部が用意してくれる契約
加盟金250万円(研修費50万円、開業準備手数料50万円、自己資本150万円)
ロイヤリティ:売り上げの54%~

■土地・建物を自身で用意し、販売計器やコンピュータを本部が用意してくれる契約
加盟金300万円(研修費50万円、開業準備手数料100万円、自己資本150万円)
ロイヤリティ:売り上げの43%

■最低保証金額 1,700万円

ローソン

http://fc.lawson.co.jp/

■加盟条件・・・ご夫婦・三親等内2名で経営に専念できる20~65歳までの方

■契約期間・・・10年

■土地・建物は本部が用意してくれる契約
加盟金250万円(研修費50万円、開業準備手数料50万円、自己資本150万円)
ロイヤリティ:売り上げの50%~

■土地・建物を自身で用意し、販売計器やコンピュータを本部が用意してくれる契約
加盟金300万円(契約金50万円、研修費50万円、開業準備手数料100万円、自己資本150万円)
ロイヤリティ:売り上げの30%

■最低保証金額 2,100万円

ファミリーマート

http://fc.family.co.jp/

■加盟条件・・・ご夫婦・三親等内2名で経営に専念できる方

■契約期間・・・10年

■土地・建物は本部が用意してくれる契約
加盟金300万円(加盟金50万円、開業準備手数料100万円、自己資本150万円)
ロイヤリティ:売り上げの49~69%

■土地・建物を自身で用意し、販売計器やコンピュータを本部が用意してくれる契約
加盟金300万円(加盟金50万円、開業準備手数料100万円、自己資本150万円)
ロイヤリティ:売り上げの36~52%

■最低保証金額 2,000万円

ミニストップ

http://www.ministop.co.jp/corporate/franchise/system/

■加盟条件・・・ご夫婦・三親等内2名で経営に専念できる20歳以上

■契約期間・・・7年

■加盟金250万円
ロイヤリティ:売り上げの30%~

■最低保証金額 2,100万円

コンビニの最低保証金額とは?

コンビニのフランチャイズ・ビジネスをするにあたり気になるのが『最低保証金額』という制度。これはオーナーの生活を保障するものではなく、運営に必要な保障になります。

オーナーの総収入が一定額に達しない場合、差額を本部が補填します。粗利益ーロイヤリティ=売上総利益となりますが、そこから人件費、水道光熱費、諸経費など必要経費を差し引いたものがオーナーの取り分となります。

ただしオーナーは個人事業主であるため、自分の給与は経費では計上できません。さらに、国税、住民税、国民健康保険税、事業税がかかります。

低資金でできるため、会社員の延長でコンビニのフランチャイズ・ビジネスを始める人が多いですが、フランチャイズ・ビジネスは起業するのと同じです。リスクもありますし、損益の計算もできなければ運営を軌道に乗せることはできません。

大きい会社のフランチャイズ・ビジネスだから、ある程度任せても大丈夫というのは大間違いです。

知名度を選ぶか?ロイヤリティを選ぶか?

コンビニのフランチャイズ・ビジネスをするにあたり選ぶ基準は人それぞれです。

知名度で選ぶのであれば『セブンイレブン』です。質の高い100円コーヒーは大きな話題となりました。誰でもが知っているコンビニの為、ある程度の集客を見込むことができます。また、知名度がある為、例えば自分の店の前に違うコンビニが出来ても、そう簡単に客は離れていきません。ただ、ロイヤリティが高く、最低保証金額は低めに設定している現状を見るとオーナーへのフォローに力を入れていない印象を受けます。

ロイヤリティで選ぶのであれば『ミニストップ』です。FC加盟料が安く、ロイヤリティも低いので運営の仕方によっては儲かる仕組みが確立されていると言えます。ソフトクリームも人気で美味しいですね。ただ、『セブンイレブン』『ローソン』『ファミリーマート』が近くにあると客をもっていかれる可能性があります。

ローソン、ファミリーマートもある程度、知名度がある為、場所によってはセブンイレブンが近くにあっても十分勝算はあります。

コンビニのフランチャイズ・ビジネスは立地が重要

コンビニのフランチャイズ・ビジネスをするにあたり重要なのが立地。つまり店舗を運営する場所です。あるアンケートでコンビニを選ぶポイントを集計したところ、1位がコンビニの会社名(ブランド)5割、2位が立地条件で3割、その他がスタッフやキャンペーン、たまたま通りかかったなどが来店理由になります。単純に言えば、コンビニ名と立地さえ間違えなければ約8割の集客を確立できるわけです。

それほど重要な割合を占める『立地』であるにもかかわらず、漠然と、コンビニ本部に言われるままに、調べたこともない土地で開業しようとする人がいます。駅の中とかならまだしも知らない土地で開業するとほぼほぼ失敗します。しかもそれを理由に本部に文句をいっても開業をスタートしてしまえばもう手遅れです。すべては最終的に立地を決断したオーナーの責任となります。

立地条件は慎重に選びましょう。駅前を選ぶのか、交通量の多い大通りを選ぶのか、その立地により集客も売り上げも大きく変わってきます。

あなたの住んでいる街にも人の流れる導線が必ずあります。家賃が安いという理由でちょっと外れた場所に出店すると後で後悔することになります。導線上にコンビニを出店するようにしましょう。

コンビニのフランチャイズ・ビジネスの年収

コンビニのフランチャイズ・ビジネスの年収の平均は500~600万といったところでしょうか。売上を上げても数十パーセントのロイヤリティをもっていかれる為、簡単に大きな収入を得ることができません。売り上げの少ない店舗の場合、2人合わせての年収が600万くらいという場合もあります。逆に複数店舗を運営しているオーナーの場合、1000万円~2000万円も可能です。1店舗目が軌道に乗った段階で多店舗展開を考えるのも良いかもしれません。
コンビニのフランチャイズ・ビジネスもリスクは当然あります。全てのコンビニが成功している訳ではありません。あまりに軽い気持ちでオーナーになる人もいますが、そんなに簡単なものではありません。何度も記載しているように、コンビニのフランチャイズ・ビジネスは低資金でできるため、競合が多い職種です。しかもフランチャイズですので、お店の内装を好き勝手に改装したりもできません。売り上げが下がった場合テコ入れをするのが難しいのです。そうならない為にも。コンビニのフランチャイズ・ビジネスは、『どのコンビニの会社を選ぶか?』、『どの立地で運営するのか?』が重要です。逆にいうと、それですべてが決まるといってもいいくらいです。コンビニのフランチャイズ・ビジネスを考えている人は、まずは自分なりにコンビニ業界をリサーチしてみましょう。

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