覚醒剤使用で逮捕された芸能人。シャブ中による症状、依存、後遺症

覚醒剤使用で逮捕

覚醒剤とは

覚醒剤(かくせいざい)とは、中枢神経を刺激するメタンフェタミンなどの薬物であり、無臭で白い粉末や透明の結晶などがあります。

覚醒剤の使用方法、打ち方

覚せい剤の使用方法に関しては注射で行う場合とあぶる場合があります。

注射の場合、「シャブを打つ」などとも言われ、覚せい剤を注射器に入れて水に溶かし、静脈注射する行為であり、通称 「ポンプ」とも言われています。静脈注射で行い、基本的に腕に打つ人が多いです。

注射の場合、薬液を投薬する部位によって注射の種類が変わってきますが、皮下組織に投薬するか筋肉に投薬するか静脈に投薬するかの違いですが、投薬する部位によって効果の現れ方に違いがあり、即効性のある方から静脈注射⇒筋肉注射⇒皮下注射となります。その為、覚せい剤などは静脈注射をする場合がほとんどです。

静脈注射は直接血流に薬液を投与するため有効成分の全身への巡りが早いので、非常に早く効果を実感できます。

注射の場合はどこに打っても効果はありますが、足などは敏感ですごく痛みを感じるため、足に打つ人はあまりいません。皮膚が硬いと針がすぐに曲がってしまう可能性もある為、柔らかい腕の内側に打つ人が多いのです。

注射以外では、炙り(あぶり)などがあります。アルミホイルなどの上でライターなどであぶり、昇華した気体をストローなどで吸う使われ方があります。注射(ポンプ)も炙りも、成分は同じです。

覚せい剤を使用し始めの初心者は歴の浅い人は炙り(あぶり)から行うことが多い傾向にあります。まだ覚せい剤への依存度が低く、注射の外跡が残りにくいのが理由です。注射の場合はどうしても注射針の痕が残ってしまいます。

一方、覚せい剤の依存度が高い歴の長い人は注射(ポンプ)で行う人が多くなります。炙り(あぶり)よりも、より体内へ覚せい剤を投入できるのが理由です。覚せい剤を炙ると煙(気体)となり拡散しますが、注射の場合、直接体内に打ち込むため、100%体内に入れることができます。

覚醒剤は法律で禁止されています。

昭和26年法律第252号、覚せい剤取締法が制定されています。

第一章のみ記載

第一章 総則

(この法律の目的)
第一条  この法律は、覚せい剤の濫用による保健衛生上の危害を防止するため、覚せい剤及び覚せい剤原料の輸入、輸出、所持、製造、譲渡、譲受及び使用に関して必要な取締を行うことを目的とする。
(用語の意義)

第二条  この法律で「覚せい剤」とは、左に掲げる物をいう。
一  フエニルアミノプロパン、フエニルメチルアミノプロパン及び各その塩類
二  前号に掲げる物と同種の覚せい作用を有する物であつて政令で指定するもの
三  前二号に掲げる物のいずれかを含有する物

2  この法律で「覚せい剤製造業者」とは、覚せい剤を製造すること(覚せい剤を精製すること、覚せい剤に化学的変化を加え、又は加えないで他の覚せい剤にすること、及び覚せい剤を分割して容器に収めることを含む。ただし、調剤を除く。以下同じ。)、及びその製造した覚せい剤を覚せい剤施用機関又は覚せい剤研究者に譲り渡すことを業とすることができるものとして、この法律の規定により指定を受けた者をいう。

3  この法律で「覚せい剤施用機関」とは、覚せい剤の施用を行うことができるものとして、この法律の規定により指定を受けた病院又は診療所をいう。

4  この法律で「覚せい剤研究者」とは、学術研究のため、覚せい剤を使用することができ、また、厚生労働大臣の許可を受けた場合に限り覚せい剤を製造することができるものとして、この法律の規定により指定を受けた者をいう。

5  この法律で「覚せい剤原料」とは、別表に掲げる物をいう。

6  この法律で「覚せい剤原料輸入業者」とは、覚せい剤原料を輸入することを業とすることができ、又は業務のため覚せい剤原料を輸入することができるものとして、この法律の規定により指定を受けた者をいう。

7  この法律で「覚せい剤原料輸出業者」とは、覚せい剤原料を輸出することを業とすることができるものとして、この法律の規定により指定を受けた者をいう。

8  この法律で「覚せい剤原料製造業者」とは、覚せい剤原料を製造すること(覚せい剤原料を精製すること、覚せい剤原料に化学的変化を加え、又は加えないで他の覚せい剤原料にすること、及び覚せい剤原料を分割して容器に収めることを含む。ただし、調剤を除く。)を業とすることができ、又は業務のため覚せい剤原料を製造すること(覚せい剤原料を精製すること、覚せい剤原料に化学的変化を加え、又は加えないで他の覚せい剤原料にすること、及び覚せい剤原料を分割して容器に収めることを含む。ただし、調剤を除く。)ができるものとして、この法律の規定により指定を受けた者をいう。

9  この法律で「覚せい剤原料取扱者」とは、覚せい剤原料を譲り渡すことを業とすることができ、又は業務のため覚せい剤原料を使用することができるものとして、この法律の規定により指定を受けた者をいう。

10  この法律で「覚せい剤原料研究者」とは、学術研究のため、覚せい剤原料を製造することができ、又は使用することができるものとして、この法律の規定により指定を受けた者をいう。

覚醒剤 刑罰

覚せい剤の使用及び所持による刑罰は以下の通り。

1、覚せい剤の輸入・輸出・製造 – 1年以上の有期懲役(41条1項)

2、営利目的での上記行為 – 無期又は3年以上の懲役、情状により1000万円以下の罰金併科(41条2項)

3、覚せい剤の所持・譲渡し・譲受け – 10年以下の懲役(41条の2第1項)

4、営利目的での上記行為 – 1年以上の有期懲役(41条の2第2項)

5、覚せい剤の使用 – 10年以下の懲役(41条の3第1項1号)

6、覚せい剤原料の輸入・輸出・製造 – 10年以下の懲役(30条の6、41条の3第3項)

7、覚せい剤原料の所持・譲渡し・譲受け・使用 – 7年以下の懲役(30条の7、30条の9、30条の11、41条の4第1項3ないし5項)

8、覚せい剤・覚せい剤原料の没収(41条の8)

個人での所持・使用だけなら、初犯の場合はたいてい執行猶予が付きます。懲役約1年6カ月~2年、執行猶予期間が約3年~4年とされています。

※執行猶予とは刑法で、有罪判決を受け刑を言い渡された者に対し、一定の要件のもとで、情状によって一定の期間その刑の執行を猶予し、その猶予期間を無事に経過すれば刑の言い渡しはその効力を失うものとする制度です。

簡単に言えば、執行猶予のついていない刑を「実刑」といい、務所に入り定役に服さなければなりません。一方、執行猶予付きの懲役の刑の場合、裁判が確定しても、被告人は直ちに刑務所に入ることにはなりません。ただ、執行猶予の期間内に被告人が再び罪を犯したりすると、執行猶予が取り消され決められたとおりの刑を執行されることになります。

しかし、執行猶予の期間を何も悪いことをせず無事に過ごしたときは、刑の言渡しそのものが効力を失い、将来まったくその刑の執行を受けることがなくなる法律・制度です。

覚醒剤 種類

一概に依存する薬物にも色々な種類があります。覚せい剤、麻薬、コカイン、大麻、幻覚剤、シンナーなど、ちなみに精神安定剤や鎮痛剤、アルコールも依存性薬物と言われています。

中でも日本においては覚せい剤の使用率が高いのです。理由としては、戦前の日本で覚せい剤を痩せ薬「ヒロポン」として薬屋さんで販売されていたことや、戦時中、神風特攻隊のパイロットに飲ませていた事などが関係しています。

覚醒剤 症状

神経を興奮させ、眠気や疲労感がなくなり、頭が冴えたような感じになります。しかし、効果が切れると、激しい脱力感、疲労感、倦怠感に襲われます。また、大量の覚醒剤を摂取すると、急性中毒により、全身けいれんを起こし、意識を失い、最後には脳出血で死亡することもあります。
<警察庁資料「薬物乱用のない社会を」より>

覚せい剤を使用すると次のような症状が起こります。

1、ラッシュ

覚せい剤を注射した時に、乱用者が最初に感じる反応であり快感の「ラッシュ」という症状です。ラッシュの間、中毒者の心拍数は速くなり、代謝が活発になり、血圧や脈拍が上昇します。約2~5分間しか持続しないクラック・コカインによる快感とは異なり、覚せい剤がもたらすラッシュは30分間も持続することがあります。

2、ハイ

快楽であるラッシュの次にくるのが「ハイ」という症状です。この「ハイ」の状態のときは自分が攻撃的で鋭敏になったように感じ論争を仕掛けたり他人の話に割り込みその人たちの話に勝手に結論を出したりします。ハイの状態は4時間から16時間持続することがあります。

3、酩酊状態

酩酊状態とは、薬物やアルコールの使用をコントロールできなくなった状態のことで、乱用者がハイの状態を保つために、さらに覚せい剤を喫煙、注射しようとする衝動を抑えられなくなることをいいます。酩酊状態は3日から15日間も続くことがあります。

4、禁断症状

「禁断症状」と呼ばれる段階に達した覚せい剤の乱用者は最も危険な状態にあります。これは、酩酊状態が終わり、もう覚せい剤から快感やハイの状態が得られなくなってしまった時に起こる現象です。乱用者は猛烈な空虚感と薬物への渇望を軽減することができず、自己の感覚を失ってしまいます。

5、破綻

酩酊状態の乱用者は、体が薬物の作用にそれ以上対処できず機能を停止すると、「破綻」と呼ばれる状態になります。破綻の状態になった人は長時間眠り続けます。最も凶暴な乱用者でさえ、破綻の状態にある間は生気がなくなります。破綻の状態は1日から3日間続きます。

覚醒剤 依存

覚せい剤を使用することにより、その依存度は強くなっていきます。覚せい剤の乱用を繰り返すうちに、「覚せい剤の使用をやめようとしても容易に やめることができない生体の状態」になります。この状態を薬物依存といいます。一度薬物依存になると抜け出すのが難しくなります。

覚醒剤 体内から抜けるとどうなるのか?

「とんでもない喪失感と肉体疲労で動けなくなります。つまり、精神と肉体と両方が一気にやられる感じです。私の場合は、とても喉が渇き、10リットル以上も水を飲みました。そして泥の様に眠ったのを覚えています」

「覚醒剤の常習者で長年使っている人は一回の使用で快楽を得たりする人はいないですよ。覚醒剤も他の薬と同じで自分にあった量があって、それを誘惑に負けて増やしていくんですよ」

「覚醒剤の本当の禁断症状は止められないことです。私は続ける為に何でもしてきました。お陰で家庭も財産も全て失いました。それでも覚醒剤を止める事が出来なかったのです」

覚醒剤をして逮捕された芸能人

高知東生(たかちのぼる)
2016年6月24日 覚せい剤取締法違反、大麻取締法違反 逮捕

清原和博
2016年2月2日 覚せい剤取締法違反 逮捕

高部あい
2015年11月4日 麻薬取締法違反 逮捕

ASKA (CHAGE and ASKA)
2014年5月17日 覚せい剤取締法違反、麻薬取締法違反 逮捕

田代まさし
2010年 麻薬及び向精神薬取締法違反 逮捕

酒井法子
2009年8月8日 覚せい剤取締法違反 逮捕

押尾学
2009年8月3日 麻薬取締法違反 逮捕

小向美奈子
2009年1月22日、2015年2月6日 覚醒剤取締法違反 逮捕

加勢大周
2008年10月5日 覚せい剤取締法違反、大麻取締法違反 逮捕

赤坂晃(光GENJI)
2007年10月28日 覚醒剤取締法違反 逮捕

いしだ壱成
2001年8月20日 大麻取締法違反で逮捕 逮捕
2001年9月7日 麻薬及び向精神薬取締法違反 逮捕

槇原敬之
1999年8月26日 覚せい剤取締法違反 逮捕

長渕剛
1995年1月24日 大麻取締法違反 逮捕

江夏豊
1993年 覚せい剤取締法違反 逮捕

尾崎豊
1987年12月22日 覚せい剤取締法違反 逮捕

萩原健一
1983年 大麻取締法違反 逮捕

勝新太郎
1978年 アヘン所持 逮捕。
1990年1月 麻薬取締法違反、大麻取締法違反 逮捕

井上陽水
1977年 大麻取締法違反 逮捕

内田裕也
1977年 大麻取締法違反 逮捕

研ナオコ
1977年 大麻取締法違反 逮捕

美川憲一
1977年10月 大麻取締法違反 逮捕

錦野旦(にしきのあきら)
1977年 大麻取締法違反 逮捕

岩城滉一
1977年 覚醒剤取締法違反 逮捕

桑名正博
1977年 麻薬取締法違反 逮捕

中村耕一(元JAYWALK)
1977年 大麻取締法違反 逮捕

覚醒剤 後遺症

薬品の効果が切れると、それぞれの反物質が出すぎてしまい、反動として「心身ともに極度な疲労感・脱力・モチベーション低下・鬱」などになりますが、また、ある面神経質になる場合も有って、例えば覚せい剤中毒患者は、自分の体臭を極度に気にして、頻繁にシャワーを浴びるなども良く聞く話です。

薬物を使用していない状態であっても、後遺症だけが残ってしまい苦しめられ続ける状態となります。その結果、後遺症から解放されたいという思いから、再度覚せい剤に手を出してしまうという抜け出せない迷路に迷い込んでしまうのです。

覚醒剤 体だけでない人間関係も悪化

一旦薬物に手を出したというレッテルを張られることで、人からの信用は一切なくなり、一生そういった目で見られてしまうという現実が待っています。結局、薬物をやめた後の影響にも苦しめられ、社会復帰を考えてもまともに手を差し伸べてくれる人は少ないといったことが現状といえます。

覚醒剤 転落人生

覚せい剤は、それを乱用する人間の精神や身体をボロボロにします。人間の脳には、化学物質による刺激を受けることで、元に戻らなくなるほど変化してしまう部分があります。覚せい剤による後遺症は、この「戻ることのない変化」が脳に生じることで起こります。

人間が人間としての生活を営むことをできなくするだけでなく、場合によっては死亡することもあります。

たった一度という軽い気持ちでの覚せい剤使用が取り返しのつかない転落人生へとなっていく人も少なくありません。

覚醒剤やめますか?それとも人間やめますか?

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