奈良県にリニアモーターカーで観光客増加!?新幹線も空港もない県から脱出

奈良県にリニアモーターカーで観光客増加

リニアモーターカー、新大阪の手前の駅は「奈良市付近」

リニア中央新幹線は、JR東海が開発を進めている「超電導リニア」であり、磁気浮上式リニアモーターカーの車両を使用。この磁気浮上式リニアモーターカーは、既に実用化段階にあり、有人の試験走行で2003年12月にMLX01の3両編成が鉄道における世界最高速度となる時速581 kmを記録したのを始め、2015年4月16日にはL0系7両編成が時速590 km、4月21日には同じくL0系7両編成が時速603kmを記録しています。

リニア・鉄道館|JR東海 公式サイト

開発を進めているJR東海は2045年開場予定のリニアモーターカーの駅選定を進めています。国がJR東海と話し合って決めたリニアの建設計画では、東京・品川から新大阪までに通る各県に、一つずつ中間駅を設けるとしています。

リニア中央新幹線の走行ルートと停車駅については新駅を6カ所に建設。ターミナル駅は東京都港区の品川駅地下、名古屋市中村区の名古屋駅地下に設置。中間駅は神奈川県相模原市、山梨件甲府市、長野県飯田市、岐阜県中津川市としています。

名古屋駅~大阪間の停車駅については三重県、奈良県になる可能性大。

これに対し、京都府が猛反対。京都でリニア中央新幹線誘致決起集会が開かれ、京都府知事や京都商工会議所会長など約320人が決起の声を上げています。京都府側の主張は「精神文化の拠点都市・京都を日本の国土軸から外していいのか」というもの。

しかし、奈良県はリニアモーターカー開通予定段階当初から、駅の設置費用を地元が負担する計画に同意していました。奈良県自身で負担してでも駅設置に意欲的な姿勢を見せていたのに対し、京都府は設置費用が地元負担からJR東海負担に変更された途端、誘致を始めています。京都府が「あと出しじゃんけん」をしている感は否めません。

奈良市の取り組みは県内他都市とは異なり国の計画初期から、リニア中央新幹線の新駅誘致に取り組んでいます。平成元年には、「リニア中央新幹線奈良県期成同盟会」「奈良県議会」「奈良市議会」において、奈良市に停車駅を設置する旨の決議がなされています。また平成2年、奈良市がJR東海、奈良県、奈良商工会議所とともに「奈良リニアエクスプレス展」を奈良市内で開催したことも、奈良市が事実上の駅設置市であることを裏づけています。

現在まで空港も新幹線の駅もなかった47都道府県は山梨県、奈良県、三重県の3県しかなかったのですが、3県とも無事誘致できる予想になり、リニアモーターカーの駅ができることにより、大きく離されていた観光客誘致に大きく期待できるようになります。

日本国内に空港のない都道府県
栃木県、群馬県、埼玉県、神奈川県、山梨県、岐阜県、三重県、京都府、奈良県、滋賀県

日本国内に新幹線の駅がない都道府県
北海道、千葉県、山梨県、富山県、石川県、福井県、三重県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、香川県、徳島県、高知県、愛媛県、大分県、佐賀県、長崎県、宮崎県、沖縄県

2027年に東京都~名古屋市の間で先行して営業運転を開始し、2045年に全線開通予定となっています。

リニアモーターカー

東京都内で記者会見したJR東海の柘植康英社長は「収益力の強化と低コスト化で経営体力を充実させたい」と述べました。同社が全額を負担するリニアの建設コストは品川―名古屋が5兆5000億円、大阪までは9兆円を超える見込みです。

完成すれば東京~大阪間を約1時間~1時間10分の間で行けるようになり、現在の東海道新幹線の2時間35分より約半分で行けるためかなり便利になるといえます。

リニア鉄道館に近い名古屋市内のホテルはこちら。

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