【日本の政党一覧】選挙は義務ではないけど大切な権利。行く前に簡単に国会や政党を知ろう!

Japan politics【日本の政党一覧】選挙に行く前に国会に議席を有する政党をもっと知ろう!

国会とは!?

国会とは日本における議会の名称です。日本の国会は衆議院と参議院の二院で構成されていて、このような制度を二院制と呼びます。先進国のほとんどは二院制をとっています。第2次世界大戦前は帝国議会と呼ばれていましたが、戦後、国の議会という意味から国会と憲法上明記されました。

衆議院と参議院がある国会は国民の生活に影響する法律や予算など大切な事柄を決めます。一つの場所で話し合うより、同じテーマをもう一度別の場所で別の人たちが、もう一度話し合って慎重に決めることが二院制のねらいです。

国会議事堂を向かって左側が「衆議院」、右側が「参議院」です。

参議院と衆議院とは!?

■参議院の歴史

両院制における上院にあたります。1889年(明治22年)に公布された大日本帝国憲法では、
国会は衆議院と貴族院の二院からなっていました。貴族院は皇族、華族、勅任、天皇の選んだ帝国学士院会員、多額納税者議員などから、選挙無しで選ばれました。1946年(昭和21年)に公布された日本国憲法により貴族院は参議院となります。

GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)、当時のマッカーサーが示した憲法改正案は衆議院のみの一院制にする予定でしたが、日本側が反対したため、貴族院を無くして選挙で議員を決めることを条件に、二院制の存続を認めてもらったと言われています。

参議院の定数は242人(選挙区146人、比例区96人)。選挙区は都道府県単位で47区と、全国を一区とした比例代表があります。選挙区と比例代表の同時立候補はできません。

参議院は一度の選挙で242人決めるのでは無く、一度の選挙で121人(68人、48人)が選ばれます。その3年後に残りの半数を選挙で決めるので、実際は3年ごとに選挙があり人が変わります。3年ごとの半数改選です。これは、選挙の際に議員が不在になるのを防ぐのと、6年置きでは国民の意見を反映しなくなってしまうので、このシステムになったと言われています。

参議院には『衆議院の優越』という制度があります。衆議院で決まったことでも、参議院が反対すると、再度衆議院で話し合いを行わなければなりません。そして、その話し合いで衆議院で3分の2以上の賛成を得ないと決定できません。衆議院で3分の2の賛成を得るのは、難しいと言われてるので、実際のところは参議院が反対したら可決できないに等しい状況といわれています。

■衆議院の歴史

大日本帝国の時代には貴族院と衆議院がありましたが、貴族院が選挙無しで選出されてい多野に対し、衆議院は選挙により国民から選出されたので、敬意をこめて『代議士』と言われていました。憲法改正により貴族院が無くなり、選挙で参議院が選ばれる今となっても、衆議院だけが『代議士』と呼ばれているのはその名残(なごり)です。

衆議院の定数は480人で、小選挙区から300人、比例代表で180人選ばれます。出馬の条件は投票日に満25歳以上で、日本国籍があることです。住所はどこにあっても、好きな場所で出馬はできます。任期が4年と参議院の6年より短く、解散したらその任期も保証されないというリスクもあります。

参議院には『衆議院の優越』という制度があります。衆議院で可決し、参議院でこれと異なった議決をした法律案でも、衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再び可決すると、法律となるのです。また、衆議院で決めた新しい法律を参議院が反対した場合、もう一度、衆議院で議論して3分の2以上が賛成すれば法律として成立できるのです。

参議院と衆議院の違いとは。

参議院と衆議院を表で比較。

衆議院 参議院
下院 上院
任期 4年 6年
人数 480人 242人
解散 あり なし
被選挙権 25歳以上の日本国民 30歳以上の日本国民
選挙区 小選挙区比例代表並立制 大選挙区・小選挙区非拘束名簿式比例代表並立制
内閣信任・不信任決議 あり なし

選挙の種類

参議院と衆議院がありますが、選挙はそれぞれで行います。よって国政選挙には、衆議院議員選挙と参議院議員選挙の2種類があります。選挙により国会議員を国民が選びます。

■衆議院議員選挙
参議院議員の半数を選ぶための選挙です。
参議院に解散はありませんから、常に任期満了(6年)によるものだけです。ただし、参議院議員は3年ごとに半数が入れ替わるよう憲法で定められていますので、3年に1回、定数の半分を選ぶことになります。立候補できるのは30歳以上の国民で、投票できるのは20歳以上の国民です。参議院議員は「地方選挙区」と「比例選挙区」の両方から選ばれます。参議院議員の定数は242人で、うち96人が比例代表選出議員、146人が選挙区選出議員です。

「地方選挙区」

地方選挙区とは全国47都道府県それぞれの県を1つの区と割り当て選挙することです。参議院議員定数の242のうち、地方区に割り当てられた議席数は146ですが、参議院議員は3年ごとに半数が改選されるので、1回の選挙ではさらにこの半分の73議席が地方区から選出されます。全国には47都道府県しかなく1つずつ割り当てると議席があまりますが、それは人口が多い県に議席をさらに割り当てることになります。

「比例選挙区」

参議院議員選挙の比例選挙区は全国を1ブロックとしています。地方選挙区が47都道府県で割り当てるのに対し、比例選挙区は日本を1つの地区という大きな見方をします。議会の構成が国民の思いをそのまま反映したものとなる可能性が高くなります。芸能人やタレント、スポーツ選手、著名人が立候補することが多いのが比例選挙区です。

有権者は「地方選挙区」と「比例選挙区」それぞれに投票するため、1人が「2票」投票することになります。

■衆議院議員選挙
総選挙とは、衆議院議員の全員を選ぶために行われる選挙のことです。小選挙区選挙と比例代表選挙が、同じ投票日に行われます。総選挙は、衆議院議員の任期満了(4年)によるものと、衆議院の解散によって行われるものの2つに分けられます。小選挙区選挙と比例代表選挙が同じ投票日に行われます。立候補できるのは25歳以上の国民で、投票できるのは20歳以上の国民です。投票の際に、小選挙区選挙は自分が支持するその地区の候補者の名前を記入し、比例代表選挙は、支持する政党等の名前を記入します。衆議院議員の定数は475人で、うち295人が小選挙区選出議員、180人が比例代表選出議員です。

「小選挙区選挙」

全国を300の選挙区にわけて、それぞれの選挙区から1人の議員を選出します。選挙区が比較的狭いため、出馬する人はきめの細かい選挙運動が可能です。ただ死票が多く、多数党に有利になるとされる選挙でもあります。

「比例代表選挙」

衆議院議員の定数480人のうち、180人が比例代表制で選ばれます。比例代表選挙は、支持する政党等の名前を記入し投票します。各政党党の投票率に応じて議席数を振り分ける仕組みです。

現在の日本の衆議院選挙は「小選挙区比例代表並立制」と呼ばれる制度で行われています。並立制ということは、ふたつの選挙を一度に行うということで、小選挙区選挙と比例代表選挙の2つの投票が同時に行われます。

総務省より衆議院議員比例代表選挙 選挙区と各選挙区別定数(定数180人)

ブロック 都道府県 定数
北海道 北海道 8
東北 青森/岩手/宮城/秋田/山形/福島 14
北関東 茨城/栃木/群馬/埼玉 20
南関東 千葉/神奈川/山梨 22
東京都 東京 17
北陸信越 新潟/富山/石川/福井/長野 11
東海 岐阜/静岡/愛知/三重 21
近畿 滋賀/京都/大阪/兵庫/奈良/和歌山 29
中国 鳥取/島根/岡山/広島/山口 11
四国 徳島/香川/愛媛/高知 6
九州 福岡/佐賀/長崎/熊本/大分/宮崎/鹿児島/沖縄 21

有権者は1人2票を持ち、小選挙区では「候補者名」を、比例代表では「政党名」をそれぞれ投票することになります。

日本の国会に議席を有する政党

日本の国会に議席を有する政党・歴史
自由民主党  Liberal Democratic Party of Japan

自由民主党は、1955年(昭和30年)に自由党と日本民主党が保守合同して結成されました。保守政党とは自由主義・資本主義などの価値観を擁護・強調・代表する政党を指します。自民党は自由と民主主義を基盤とした議会政治のもとで、特定の階級代表ではなく、幅広い国民の支持を獲得したうえで行動する国民政党であり、日本の歴史と伝統を尊重しながらも、時代に合わなくなったものは改める保守政党であると主張しています。

日本の国会に議席を有する政党・歴史
民進党  The Democratic Party

2016年、民主党と維新の党が結成し民進党となりました。

民主党は1996年、自民党と新進党の二大政党制が待望される中、新党さきがけ代表幹事の鳩山由紀夫氏が厚生大臣の菅直人氏や前北海道知事の横路孝弘と接触を重ね新党結成で合意しました。そして1996年9月29日、民主党として成立しました。

維新の党は2010年4月に橋下徹氏が結成した地域政党「大阪維新の会」をベースに、自民党・民主党・みんなの党を離党した国会議員を加えて2012年9月に結成された政党です。結成直後に日本創新党と太陽の党が合流しており、太陽の党で代表を務めた石原慎太郎と橋下徹の二頭体制となっていました。

日本の国会に議席を有する政党・歴史
公明党  The Democratic Party

戦後の政党史の中で、公明党は共産党、自民党に次いで3番目に長い歴史を持ちます。公明党の結党大会は1964年11月17日、東京・両国の日大講堂で行われた。しかし、創価学会は結党前の56年7月に行われた第4回参議院選挙で、初めて無所属候補として全国区2人、大阪地方区1人の3人を当選させ、第6回参院選(62年7月)までの3回の参院選で15人の参院議員を擁し、「参院公明会」という国会内会派を結成するまでになっていきます。その後、創価学会の池田大作名誉会長が、1960年5月に32歳の若さで第3代会長に就任すると、翌61年11月に「公明政治連盟(公政連)」を結成します。掲げた目標は「政界浄化」であり、その3年後に公明党の結党を実現させています。

日本の国会に議席を有する政党・歴史
おおさか維新の会  The Democratic Party

2010年、当時大阪府知事だった橋下氏が、府の二重行政解消を目的とした“大阪都構想”の実現のために、地域政党『大阪維新の会』を立ち上げます。その後、国政に進出するにあたり、大阪維新の会を母体とした『日本維新の会』が設立されます。その時点で、国会では日本維新の会、府議会や市議会では地域政党の大阪維新の会と、2つの維新が存在することになります。同年、『太陽の党』の石原慎太郎氏の一派が合流しますが、14年、『みんなの党』から分裂した江田憲司氏らの『結いの党』との合流を巡って、橋下氏と石原氏は対立して分裂。石原氏らは「次世代の党」を結党し、日本維新の会は結いの党と合併し、『維新の党』に名称を変更しています。

大都市圏域の成長を支え、基礎自治体がその 果実を住民のために配分するという新たな地域経営モデルの実現を目標としています。

日本の国会に議席の割合

政党名 衆議院 参議院
自由民主党 292 115 407
民進党 97 60 157
公明党 35 20 55
日本共産党 21 11 32
おおさか維新の会 14 8 22
社会民主党 2 3 5
生活の党と山本太郎となかまたち 2 3 5
日本のこころを大切にする党 0 3 3
日本を元気にする会 0 3 3
新党改革 0 1 1
沖縄社会大衆党 0 1 1
(無所属) 12 14 26
(欠員) 0 0 0

日本の選挙は「権利」か「義務」どちらなのか!?

日本の選挙権は権利であり、義務ではありません。世界には義務投票制を採用している国もありますが、義務ではありません。 18歳になると、みんなの代表を選挙で選ぶことのできる権利が与えられます。 これが「選挙権」です。そして、ある年齢になると、選挙に出て国会議員になれる資格ができます。これが「被選挙権」です。

日本の選挙は義務ではありませんので、選挙に行かないからといって罰せられる事はありません。投票しない自由を認められているのです。

選挙は「必要」か「不必要」どちらか!?

日本の選挙は義務でないため、選挙に行かない人もいます。「選挙はあまり自分と関係ないから。」「自分ひとりが選挙に行ったところで特に変わらないから。」と言う人もいます。しかし、選挙は必要か不必要かで言えば必要なのです。みんながよりよい社会づくりに参加できるように定められた、大切な権利です。コンビニでお弁当やコーヒーを買うと消費税を払っています。たばこを吸う人ならたばこ税を払っています。車に乗る人なら自動車税を払っています。ガソリンを入れればガソリン税を払っています。給料をもらうときには所得税、住民税を払っています。誰もが密接に税金とかかわっています。一人ひとりがもっと選挙に行けばそれだけ国民の意思を尊重できる国会議員が増えるのです。

スポンサーリンク