医師が医局に所属しないデメリットとは?結局、出世するなら転職せずに医局に残った方が有利か!?

特定の病院や医局に属さない医師・ドクター

特定の病院や医局に属さないドクター 大門未知子

『Doctor-X 外科医・大門未知子』は、テレビ朝日系の「木曜ドラマ」枠(毎週木曜日21:00 – 21:54)で2012年から2014年にかけて計3シーズン放送された日本のテレビドラマであり主演は米倉涼子さん。明英医科大学を卒業後、東帝大学医学部医局に入局。その後1年半ほどで退局し、キューバ・クバナカン医科大学に進学。僻地医療・軍医・船医を経験した後に日本へ帰国。現在は神原名医紹介所に籍を置いています。特定の病院や医局に属さない、フリーランスの女性外科医の活躍を描く物語です。

果たしてそんな医局に属さずに自分の理想とする医師を続けることは可能なのだろうか?

大学病院内で医局に所属しないのは不可能!

大学病院内での勤務を希望の場合、医局に所属しないのは不可能なので、市中病院での勤務あるいは開業という選択になります。医局とは大学病院の教授を筆頭とし、その下に助教授、講師、医局員等の順に序列が決まっている研究室等のグループ組織を言います。医局には医師としてのキャリアを育てるノウハウもありますし、働く先の病院の面倒を見てもらえるというメリットもあります。しかし、医局に入った当初の勤務医は雑用に忙殺されますし、医局からの望まない転勤や人事異動などの命令にも従わなくてはいけません。医局の上下関係や不自由さ、転勤等の人事異動、その他複合的に色々な要因が重なってうつ病になる医師も少なくありません。

医局の崩壊しつつある!?

少し前の時代では医師になったら医局に入局するのが当然とされていました。しかし近年では医局の上下関係や不自由さ、転勤等の人事異動を嫌い、医局に入局せず、直接病院と労働契約を結ぶ勤務医が増えてきています。医局に入局する医師が多かった時代は、医局に入っていなければ関連病院を斡旋してもらうことができず、自力で働く病院を探さなくてはいけませんでした。しかし、インターネットの発達により、医局に入局していない勤務医の方々が働けるように病院と医者を仲介する転職サービスが生まれ、若い医師でも自由に働く場所を選ぶことができ、医局に入局する先生方が年々減少していきました。人数の少ない医局は活動が停滞してしまいます。入局する医師がするなるなり医局が崩壊しつつあるのです。

医局に所属しないデメリットとは!?

大学病院・医局に所属していれば、それなりのメリットもあります。
1、若い人に対する教育体制が充実している場合が多い
2、症例の偏りが出にくい
3、余程でなければ一生の就職に困ることはない
4、就職先を自分で探す必要はない
5、病気や出産・育児後の復帰もしやすい
6、国内・国外含めて留学などの斡旋もしてくれる
7、研究が出来る
8、訴訟などに巻き込まれた場合には医局員であればある程度医局が盾や受け皿になってくれる場合がある。

医局に所属せずに市中病院で勤務した場合、そのまま出世などを考えないのであれば問題ありませんが、出世を考えた場合、限界があると言ってもよいでしょう。副部長くらいまでなら医局に関係なく出世できますが、部長クラス以上のポストは大学の医局のポストの場合が多く、それ以上の出世は見込めません。せっかく副部長になっても大学に医局から来た若手に部長職をもっていかれるのはよくある話です。

また、医局は一度辞めてまた戻ってくる、というのは基本的に不可能です。一度退局したら戻ることは絶対に出来ません。場合によっては関連病院や近隣の病院では働きづらくなる可能性もあります。医局を辞めて別の病院へ転職、その数年後に働きたいと思った病院があったが前医局の関連で就職出来ない、なんて可能性もあります。

医局を離れたくなる理由!

「教授が代わって診療方針も変わった」「医局にいてもメリットがないと感じ た」「困ったときにサポートしてくれない」「人事に不公平感を感じた」など医局への不満により医局を離れたくなる医師がいます。医局を辞めることは生半可な決心ではできません。ただ、もし本当に医局にいるのがつらくてやめたいと思った時、意外と近くに頼れる場所があることを忘れないで下さい。

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